乾燥・シミが気になる人に。20代からはじめるアイケアのすゝめ
20代後半は肌の変化を感じはじめる年ごろ。中でも皮膚が薄い目元は、紫外線や乾燥などの影響を受けやすく、顔の中でも年齢が出やすい場所と言われています。しかも厄介なのは、できてしまうとなかなか消えてくれないところ。
「私はまだ大丈夫」と油断せずに、はじめるべきは20代からのアイケアです。
この記事では美とフェイシェルケアのプロである高橋が美しい目元をキープする方法をいくつかご紹介します!
なぜ目元だけ肌の変化を感じやすいの?
そもそも、なぜ目元だけ肌の変化を感じやすいのか?先ほどお話ししたように、「顔の中でも皮膚が薄い場所であるから」がひとつ。そして、「私たちが思っている以上に負担がかかっている場所である」というのも大きな原因のひとつでしょう。
・1日15,000回近くしているまばたき
・クレンジングやメイク時の摩擦
・パソコンやスマホの酷使による目の疲れ
上の3つが、私たちが毎日目元に与えている負担。「まばたき」と「摩擦」を主にシワの原因に、「目の疲れ」は血行が低下し栄養が肌細胞に行き渡らないことにより、クマやくすみの原因に繋がってしまうんです。
また、これに合わせて夏は紫外線、冬は乾燥のダメージが直撃します。花粉症の人は知らず知らず、目をこすってしまうこともありますし…。皮脂腺が少なくカサつきやすい場所なので、日々の丁寧なケアがかなり重要なんですよ。
はじめてのアイケア、アイテム選びは?
目元の保湿に使うのは、一般的に「アイクリーム」という名前で発売されている商品。安いものだと2,000円前後、高いものだと10,000円以上するものもあります。
「必ずしもアイクリームを使わなければいけないのか?」と疑問に思われている方も多いと思います。目元悩みに有効な成分が多く含まれていることや、刺激が少ないという理由から、専用のアイクリームを使用するのがベターです!
基本的に目元にいいとされる成分が豊富に含まれているアイクリームですが、小じわやたるみが気になる場合は「プラセンタ」、クマやくすみが気になる時は「ビタミンA」や「ビタミンC」が配合されているものがおすすめ。目元に使用するものなので、「なめらかで伸びがいいか?」テクスチャーの状態も確認しておくといいでしょう。
はじめは3,000?4,000円前後のものを試し、必要に応じてランクを変えるなど、財布に負担をかけず続けられそうなアイテムから試してみてくださいね。
効果がアップする塗り方はある?
保湿力を上げるためには、塗り方も大切です。
アイクリームを塗る前に、まずは顔や肩、首をマッサージ。ぽかぽかと温かくなるまで揉みほぐし、栄養が行き届きやすい状態を作りましょう。
マッサージが終わったら、目の下全体にアイクリームを塗布。
あとはリンパの流れに沿って、目頭から目尻にかけて優しく伸ばしていくだけ。上にキュッと持ち上げるようにマッサージすることで、リフトアップに繋がりますよ。アイクリームを塗り終わったら、普段使っている乳液orクリームをその上に重ね、しっかりフタをしてあげましょう。
スキンケアで気をつけるべきことって?
スキンケア時に気をつけることとしては、目元のクレンジングの仕方。
ゴシゴシとこすると肌に刺激を与えてしまい、それがシワの原因に繋がってしまうので要注意。アイメイクはポイントメイクリムーバーなどを使用して、こすらず優しく落とすのが正解です。また、しっかり落としたいからと、クレンジングに時間をかけすぎるのも乾燥の原因に。
シワやくすみなどがすでにある女性は、石鹸で落とせるタイプの化粧品を使用するなど、クレンジング時の摩擦を軽減させる工夫をしてみてくださいね。
実は結構大事!スキンケア以外のアプローチ
最後に紹介するのはスキンケア以外のアプローチ。アイクリームと合わせて行うことで、目元の老化を遅らせることができるので、こちらもできることから試してみましょう。
サプリメントを摂取して内側から栄養補給
お疲れ目元には内側からのケアも効果的。中でも眼精疲労や眼球そのもののケアに効果のあるビタミンAは、おすすめできる成分です。くすみケアが期待できるビタミンCと一緒に摂取することで、健やかな目元づくりの手助けをしてくれます。
ホットタオルで疲れ目解消&血行促進
冷えや姿勢の悪さにより血行不良が起こりがちな目元。「疲れている」と感じる日はホットタオルで目元全体をじんわり温め、一日頑張った目元を休ませてあげましょう。栄養がしっかりと行き届くようになるので、クマやくすみの予防にも繋がるんです。
疲れ目の原因を解消して、クマやくすみの対処を
もちろん、PCやスマホの見過ぎなど、疲れ目の原因を少なくする努力も大切。デスクワークの人はブルーライトがカットできる眼鏡を使用するなど、負担を減らす工夫をしてみるといいでしょう。
また、首や肩がこり固まることが目元の結構不良に繋がっていることも多いので、こちらも体をこまめに動かすなど生活の中で意識してみてくださいね。
今からはじめてハリのある目元をキープしよう
20代のうちにアイケアをするか・しないかで、5年後、10年後の目元の美しさが変わります。将来後悔しないよう、今のうちからしっかりケアしておきましょう。